救命救急センターとはどういった医療機関なのか、まずは概要を確認しましょう。救急医療の最後の砦として重要な役割を担います。搬送されてくる患者のほとんどは重篤で、そこで働く看護師には専門的な知識や技術が求められます。救急医療はいくつかの区分に分けられますが、救命救急センターは最も緊急性が高い三次救急に属します。特殊な現場で一般的な病院勤務とは異なる点が多いため、救命救急センターで働く看護師ならではのエピソードも多いようです。
救命救急センターは三次救急に属する医療機関で、救急医療の分野において重要な役割を担います。専任の医師や看護師などが在籍し、2018年時点で全国に289施設存在します。その中でも特殊疾患患者の受け入れに特化しているものを高度救命救急センターと呼びます。こちらは、2018年時点で全国に38施設存在します。
続きを読む一次救急・二次救急・三次救急は、患者の症状や緊急性によって区分が異なります。三次救急になるにつれて患者の症状は重く、緊急性は高くなります。救命救急センターは三次救急に属するため、搬送される患者は重篤であるケースが多いです。一方、一次救急は軽症患者に対して実施される救急医療で、入院の必要がない患者も対応します。
続きを読む救命救急センターで働くとメモを取る習慣が身につきます。患者が搬送された場合に備えて必要な情報をすぐに記録しなければならないからです。また、アラーム音を頻繁に聞くことになるので、プライベートでも似たような音に反応してしまいます。身体の損傷が激しい患者が搬送されてくるため、多少のことでは動じない精神力も身につきます。
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